2009年11月03日

■ユニクロのシグナリング効果■

地価が比較的に高い”名古屋 栄”にユニクロを出店させる事に意味あるの?
結論は、非常に意味がある。

これは、完全に『シグナリング効果』を使って、ユニクロ全店の売り上げ業績を向上させる目的の手法。

象徴的な店舗を都心などに出店することで、マスコミが食い付く。メディアからの情報でさらに、ユニクロのブランドイメージが上がり、商品自体のイメージも上がり、品質も良いとイメージが上がる。そして、象徴的な店舗以外の店も売り上げが向上し、ユニクロ全体の業績も上がる。都心の店舗での利益率は低くても、全く問題ない。

ユニクロと言えば、郊外に大きな店舗で、効率良く、大量に安く衣類を売りさばくイメージ。品質もまあまあなイメージ。
全てがイメージで、実体をつかめないと思うお客さんも多いのでは…。
商品価格が日本一安い訳でも無い。商品品質が日本一でも無い。
すべてイメージで、構成されている。
テレビコマーシャルもシャレた作りで、進んだイメージを生んでいます。うまく商売をされています。

みなさんの会社でも、社名をコンサートホールや球場や駅構内の看板に宣伝していませんか?
社員目線では、『広告看板なんか張って、こんな無駄なことをするな』と思いでしょうが、これもイメージです。このような場所に広告看板を張れるほどの事が出来る有能な会社ですと言っているのです。

全て、『シグナリング効果』。



Posted by レバレッジ効果 at 22:50 | Comments(0)
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