2009年10月24日
■有川浩著『フリーター、家を買う』■

約5時間で、読めます。
書籍のタイトル『フリーター、家を買う』が、タイトルである事と有川作品という事で、期待した。
前半は面白いと思うけど、後半は期待した程でも無かった。最終の落とし所もチョット…って感じ。
有川さん…ゴメンナサイ。
フリーターが、家を買う成功物語ではありません。家を買った時、すでに主人公はフリーターではありません。
タイトルに、惑わさせられた印象。
あらすじ
主人公は、武誠治。二流大学を卒業後、入社した会社を3ヶ月で退職。退職後、再起を懸け転職活動するが、前職を3ヶ月で辞めた事がネックでことごとく不採用。面接試験の人事担当者に前の会社の悪口を言うので、不合格の連続。次第にアルバイトを転々とする生活が1年半になる。その間に、彼の母親が鬱状態になってしまう。理由は、20年間にも及ぶ近隣住民からのイジメである。また、家庭内の不和も原因の一因。
ある日、誠治がアルバイトで勤める土建屋において、勤務状況がまじめという所から正社員になった。その会社で、人員をさらに採用するので、誠治に採用・面接の業務を担当させた。そして、会社は人員増。
ここまでは、面白かった。約170ペ-ジあたり。
この後は、チョットって感じになります。彼が家を確かに買うんだけど…。
★今作を読む前に読んだ有川浩さんの作品は、『阪急電車』。
阪急電車は、最初から最後まで全部良かった。
今回はここまで!
Posted by レバレッジ効果 at 21:56 | Comments(0) | 本